さくら、91試合連続予選突破!不動の日本記録に並んだ

[ 2013年4月28日 06:00 ]

16番、バーディーを奪い笑顔の横峯

女子ゴルフツアー フジサンケイ・レディース第2日

(4月27日 静岡県伊東市 川奈ホテルゴルフコース富士コース=6367ヤード、パー72)
 横峯さくら(27=エプソン)が不動裕理の持つ91試合連続予選通過のツアー記録に並んだ。5バーディー、1ボギーの68で通算6アンダーまで伸ばし、首位に3打差の6位に浮上。記録達成の節目の大会で2季ぶりの優勝へ挑む。2週連続優勝を狙う佐伯三貴(28=日立アプライアンス)が通算9アンダーで単独首位に立ち、酒井美紀(21=国際スポーツ振興協会)が1打差の2位につけた。 
【第2R成績】

 川奈名物の強風が影を潜め上位がスコアを伸ばす中、2アンダーの9位からスタートした横峯もじわりと順位を上げた。前半のアウトは1つ伸ばしただけだったが、後半は17番パー3で第1打を6Iで80センチにつけ連続バーディーを奪うなど3つ伸ばし通算6アンダー。「短いパットを外してもったいないホールもありましたがショットは良かった」と笑顔を見せた。

 6位で文句なしの決勝ラウンド進出。10年4月の西陣レディース・クラシックから続く連続予選通過を91試合に伸ばし、不動のツアー記録に並んだ。記録にはあまりこだわらない横峯だが、憧れの不動に肩を並べたとあって「光栄なことでうれしい」と喜んだ。

 今回の連続記録が始まる直前には85試合連続で予選を突破した。通過できなかった10年のスタジオアリスは棄権によるもの。177試合で決勝ラウンドに進めなかったのは1試合だけという安定感だ。だが、ここまでの道のりは平たんではなかった。未勝利に終わった昨年はショットの曲がりに苦しみ「何度も予選落ちが頭に浮かんだ」という。それでも、どんなに出遅れても諦めなかった。「グリーンに乗らない。だからアプローチとパットは磨かれたんじゃないかな」。昨年はパーオン率18位ながらパーセーブ率は7位。デビュー当時から飛ばし屋のイメージが強いが、身につけた粘りで大記録につなげた。

 首位の佐伯とは3打差。11年6月のリゾートトラスト・レディース以来、約1年10カ月ぶりの優勝も狙える位置だ。「後半の後半でチャンスがあったら狙いたい」とあまり欲を見せなかったが、手応えはある。「ショットはいいので、風は吹いても吹かなくてもいい」。最終日も自分を信じてプレーを続ける。

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