アイホケ女子日本代表 リンクの快挙記念しリング製作

[ 2013年2月23日 06:00 ]

ジムに設置されたリングでファイティングポーズの(左から)鈴木世奈、久保英恵、足立友里恵、中村亜実

 日本勢一番乗りでソチ五輪出場を決めたアイスホッケー女子日本代表が「勝ちリング」を作る。SEIBUプリンセスラビッツに所属する久保英恵(30)ら4選手が22日、東京都新宿区にオープンする「西武アスリートジム・レッドエー」でのトークショーに登場し、代表メンバー20人で同じ指輪を製作することを明かした。98年長野大会以来4大会ぶり、自力では初の夢舞台に向け結束を強める。

 ソチ五輪出場を決めて一躍、時の人となった“氷上のなでしこ”。歴史に名を刻んだことを記念して、メンバー全員で指輪を製作する。FW中村がこの日のトークショーの後で「みんなで勝ちリングを作ろうかと話しています」と明かした。現在もシーズン中のため、五輪最終予選から帰国後は日本食や入浴などがつかの間の至福の時となっている選手たちだけに、記念の指輪は最高のご褒美になる。

 スポーツ界のリングと言えば、大リーグやNFLのチャンピオンリングが知られている。それらは大きくゴツいイメージだが、彼女らが思い描いているのは、小指に着けるピンキーリングだ。勝利の証だけに「色はゴールド」と中村。競技中に身に着けることはできないが、同じ指輪を持つことで結束力も高まることは間違いない。

 デザインは選手全員でアイデアを出し合って決めるという。代表メンバーの拠点は北海道や関東と遠いこともあり、指輪の完成は4月の世界選手権(ノルウェー)には間に合わない見通し。3月下旬までには意見を集約し、完成イメージをつくりあげる予定だ。

 ピンキーリングは着ける指で違う意味があると言われており、右は「自分の魅力を発揮する」「幸福を招く」、左は「願いをかなえる」「変化とチャンスを呼ぶ」などがある。ソチ五輪の目標はメダル獲得。チーム一丸となって力を発揮し、願いをかなえる。ソチ五輪出場記念リングの次は、もちろんソチ五輪メダル記念リングを目指していく。

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