沙羅、最年少金ならず…会心ジャンプもサラに2・7点届かず

[ 2013年2月23日 01:38 ]

<ジャンプ女子個人>高梨沙羅の1回目

 沙羅、最年少Vならず。ノルディックスキーの世界選手権ジャンプ女子は22日(日本時間23日)、イタリアのバルディフィエメでノーマルヒル(HS106メートル、K点95メートル)を行い、高梨沙羅(16=グレースマウンテン・インターナショナル)は合計251・0点で2位に終わり、大会史上最年少金メダルは惜しくも逃した。

 1回目に104・5メートルをマークした高梨は、最長不倒の106メートルをマークしたサラ・ヘンドリクソン(米国)に次いで2位につけ、逆転を狙った2回目も103メートルの大ジャンプ。しかし、ヘンドリクソンも103メートルを飛び、2・7点及ばなかった。

 すでにW杯個人総合優勝を決めている高梨。先月の世界ジュニアを含め、シーズン個人タイトル“3冠”はならなかったが、プレッシャーのかかる舞台で2回とも好ジャンプをそろえ、ライバルのヘンドリクソンと好勝負を演じたことは、来年のソチ冬季五輪に向けて大きな収穫とも言えそうだ。

 ほかの日本勢は伊藤有希(18=北海道・下川商高)が20位、茂野美咲(26=ライズ)は22位、平山友梨香(22=北翔大ク)は24位だった。

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