沙羅、納得の銀「サラ選手が素晴らしいジャンプだった」

[ 2013年2月23日 01:44 ]

ジャンプ女子個人の1回目に向かう高梨沙羅
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ノルディックスキー世界選手権ジャンプ女子

(2月23日 イタリアのバルディフィエメ(HS106メートル、K点95メートル))
 惜しくも大会最年少での金メダルは逃した。優勝したサラ・ヘンドリクソン(米国)との差はわずか2・7ポイント。それでも高梨沙羅(16=グレースマウンテン・インターナショナル)の表情には充実感が漂っていた。

 「納得のいくジャンプが2本そろえられたのでうれしいです。(銀メダルは)いい結果だと思います」。前日まで踏み切りのタイミングに“迷い”があったが、この日は1回目に104・5メートル、2回目も103メートルと「自分の中でもぎりぎり」という会心のジャンプ。それを上回るパフォーマンスを見せたヘンドリクソンに脱帽するしかなかった。

 「自分も彼女から刺激を受けたし、素晴らしいジャンプでした。ヘンドリクソン選手は強いなあと感じました」とすがすがしい笑顔を見せた。

 先月の世界ジュニアを制し、W杯個人総合優勝も決めた。そして、世界選手権という大舞台でハイレベルな戦いを演じるという経験も積んだ高梨。“世界一の称号”は来年のソチ五輪まで“もう一人のサラ”に預けておく。

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2013年2月23日のニュース