田中&堀江 世界最高峰「スーパーラグビー」に日本人初出場

[ 2013年2月22日 20:45 ]

 ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカのラグビー強豪3カ国の15チームが争う世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」は22日、各地で行われ、ハイランダーズ(ニュージーランド)に加入したSH田中史朗(28)と、レベルズ(オーストラリア)のフッカー堀江翔太(27)が日本人初出場を果たした。

 田中はニュージーランドのダニーデンで行われた今季初戦のチーフス(ニュージーランド)戦で後半26分に出場し、素早いパスワークを見せた。27―41で昨季王者のチーフスに敗れたが「とても光栄なこと。これからも日本のラグビーを盛り上げるため全力で頑張っていきたい」と話した。

 堀江はメルボルンで行われた今季2戦目のブランビーズ(オーストラリア)戦で後半34分から出場。「ようやく一歩を踏み出した。夢がかなった」と喜んだ。チームは13―30で敗れた。

 日本代表キャップ33の田中は京都・伏見工高、京産大で活躍。田中とともにトップリーグのパナソニックに籍を置いて挑む堀江は代表キャップ19を持ち、大阪・島本高、帝京大でプレーした。

 スーパーラグビーは国ごとにカンファレンスを構成し、各チームが16試合を戦う。6チームがプレーオフに進み、8月3日に決勝が行われる。

 ▼田中史朗の話 とても興奮した。(自分の出来は)悪くはなかったが、勝てなかったので残念。(日本人初は)とても光栄なこと。これからも日本のラグビーを盛り上げるため、全力で頑張っていきたい

 ▼堀江翔太の話 ようやく一歩を踏み出した。夢がかなった。(田中)史さんも出られてよかった。一人一人フィジカルが強いと感じた。スピードも速い。次の一歩を踏み出せるように準備したい。

 ▼エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチの話 日本の若い選手たちに夢を与えてくれた。田中のように努力をすれば技術が身につき、熱意があれば良い選手になれる。日本のラグビーのレベルをもっと上げてくれるだろう。(共同)

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2013年2月22日のニュース