目標10万人!日本協会、レスリング存続へ署名活動

[ 2013年2月22日 20:00 ]

 レスリングが2020年五輪から除外される危機で、日本レスリング協会は22日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで臨時理事会を開き、インターネットの特設サイトで五輪での存続に向けた署名活動を展開することを決めた。10万人を目標としており、5月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会に署名を提出する方針。

 週明けにサイトを開設する予定で、福田富昭会長は「賛同者の数が大事になる。OBやメダリストもできる限りの協力をしてほしい」と話した。子どもたちや高校生などの試合会場でも呼び掛けるという。臨時理事会には理事のほか、衆院議員の馳浩氏ら関係者も含む約50人が出席した。

 国際レスリング連盟(FILA)のラロビッチ会長代行が21日、3月7日にIOCのロゲ会長と会談することを明らかにした。FILA副会長でもある福田会長は「いい方向に進展すると予測している」と期待した。FILAが設置した女性委員会に日本から元選手を推薦する意向も示した。

 福田会長は、ロシアのプーチン大統領が21日に会談した森喜朗元首相に五輪存続へ強い意欲を示したことについて「外国の元首がしっかり語っていただけることは大変心強い」と語った。

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