引退の里谷、笑顔で「すっきりした」も…上村の言葉には涙

[ 2013年2月22日 19:07 ]

引退会見であいさつする里谷多英

 1998年長野冬季五輪のフリースタイルスキー女子モーグルの金メダリストで、今季限りで引退する里谷多英(36)=フジテレビ=は22日、ワールドカップ(W杯)が23日に開幕する福島県猪苗代町で記者会見し「すっきりした気持ちになれた。新たな道に進もうと思っている」と笑顔で話した。23日にW杯会場で引退セレモニーが開かれる。

 6大会連続の五輪出場を目指して活動を続けてきたが、今季は来年のソチ五輪出場につながる好成績を残せずに引退を決意。具体的には未定だが、今後もスキー界に携わりたいそうで「選手として戻ってくることはないけど、いろいろな形で恩返しできたらいい」と話した。

 里谷は会見場で上村愛子(北野建設)から「越えたくても越えられない壁だった。いつも前にいてくれたおかげで私も強くなれた」とねぎらいの言葉を贈られ、涙を浮かべた。

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