JOC 他競技聞き取り調査…13団体が暴力「ない」

[ 2013年2月8日 06:00 ]

女子柔道暴力問題

 日本オリンピック委員会(JOC)は7日、柔道女子日本代表での暴力問題を受け、他の五輪競技での暴力やパワーハラスメントなどの実態を把握するため、東京・岸記念体育会館に各競技団体の強化責任者らを呼び、聞き取り調査を行った。

 この日は15団体がヒアリングに訪れ、ボートと自転車はノーコメントとしたが、陸上など13団体は報道陣の問いかけに対し「(暴力の実態は)ない」と返答。8日までの2日間で31団体から聞く。

 JOCの福井烈理事、平真事務局長らが聞き取りに当たり、08年北京五輪から12年ロンドン五輪までの期間(冬季競技は10年バンクーバーから)で暴力やセクシャルハラスメントなどがあったか各競技団体での取り組みについて問われたという。

 また14日に第2回コーチ会議(緊急)の開催、JOCが各競技団体の代表選手、スタッフへのアンケート調査を無記名で行うことも通達。福井強化担当理事は「ナショナルレベルでの現状を把握するため」と聞き取り調査を行った理由を説明し、平事務局長は「重層的にやっていかないと見えてこない」と徹底した調査の必要性を口にした。

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2013年2月8日のニュース