都立高2校、部活で体罰 甲子園出場の監督も

[ 2013年2月8日 20:21 ]

 東京都教育委員会は8日、都立雪谷高(大田区)野球部の監督を務める外部指導員(46)と、都立片倉高(八王子市)バスケットボール部顧問の男性教諭(27)が部員に体罰をしていたと発表した。

 雪谷高野球部は都立の強豪として知られ、外部指導員は2003年に夏の甲子園大会に出場した際も監督だった。

 都教委によると、外部指導員は昨年7月25日、ミーティング中にトランプをしていた部員5人を平手打ちした。9月5日にはユニホームをクリーニングしなかったとして部員1人を膝蹴りしたり、頬をたたいたりし、口に軽いけがをさせた。

 一方、片倉高の男性教諭は昨年7月から今年1月にかけ、練習試合のプレーをめぐり女子部員5人を平手打ちしていた。

 都教委は公立学校882校を対象に部活動での体罰の有無を調査しており、その過程で明らかになった。2人は事実関係を認め、両校はいずれも部活動の指導から外したという。

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2013年2月8日のニュース