羽生、4回転完璧!「表現の方に集中して」後半ミスも堂々首位

[ 2013年2月8日 21:50 ]

男子SPの演技を終え、笑顔で舌を出す羽生結弦

フィギュアスケート四大陸選手権第1日 男子SP

(2月8日 大阪市中央体育館)
 「パリの散歩道」のメロディーに乗って日本期待の18歳が大阪のリンクを舞う。男子SPの最終滑走者として登場した羽生結弦(18=宮城・東北高)は冒頭の4回転トーループを完璧に決めると、トリプルアクセル(3回転半)も成功。最後の3―3回転のコンビネーションでは、最初の3回転ルッツが抜けてシングルになるミスがあり、得点はシーズンベストを下回ったものの、87・65点で堂々の首位発進だ。

 「(4回転)トーループ、(トリプル)アクセルを成功して、なぜルッツで失敗してしまったのか…気持ちいいのか、悪いのか分からない」。

 演技後、苦笑いを浮かべた羽生は「最後まで集中することができなかった。表現の方に集中して、ジャンプの方までいかなかった」と反省したが、2位のハン・ヤン(中国)に2・60点差。最大のライバルであり、目標とする高橋大輔(26=関大大学院)には5・03点差をつけた。

 今季はGPファイナルこそ高橋に優勝を譲ったものの、NHK杯、全日本選手権を制した日本の新エース。9日のフリーに向けて「もっともっと、いい演技ができるようにしたい」と気を引き締めていた。

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