四国電陸上部が廃部 世界選手権代表輩出も…経営合理化の一環

[ 2013年1月10日 12:53 ]

 四国電力が、陸上の世界選手権代表選手らを輩出してきた陸上部を3月末で廃部すると10日、発表した。電気料金値上げに向けた経営合理化策の一環で、活動費など年間約8千万円の経費削減を見込む。

 創部は1992年。現在は男子12人と女子8人の計20人の選手が所属している。2011年の世界選手権で男子5000メートルに出場し、昨年末に退社した渡辺和也選手らが所属していた。

 陸上部部長を務める河合幹夫常務は「大変残念だが、やむを得ない」と述べた。選手や監督に今後の進路の意向を聞き、移籍などの支援をする。

 四国電は高松市のPR施設「ヨンデンプラザ高松」を1月末で閉館するなど合理化を進めている。電気料金の値上げに向け、人件費の削減などさらなる経費削減を検討中だ。

続きを表示

2013年1月10日のニュース