加藤 500メートル制しW杯通算12勝目

[ 2012年11月19日 06:00 ]

男子500メートル 34秒98で優勝した加藤条治

 スピードスケートW杯第1戦、ヘーレンフェイン大会最終日が18日、オランダ・ヘーレンフェインで行われ、男子500メートルは加藤条治(日本電産サンキョー)が34秒98で制し同種目でW杯通算12勝目を挙げた。長島圭一郎(日本電産サンキョー)は35秒20で6位。羽賀亮平(日本電産サンキョー)は35秒47で11位、及川佑(大和ハウス)は35秒89で16位、長谷川翼(日大)は35秒95で17位だった。女子1000メートルは小平奈緒(相沢病院)が1分17秒18で13位、住吉都(堀技研工業)は1分17秒99で19位。ヘザー・リチャードソン(米国)が1分15秒27で勝った。

 5位だった前日のレースで状態の良さを確認した今村監督の「(次は)加藤が勝ちますよ」との予言通り、日本のエースが今季W杯初勝利。優勝が決まるとジャージーを振り回し、上半身裸になって観客席からの拍手に応えた。足をとられる選手が続出する不安定なリンクコンディションの中でも、軸のぶれない力強い滑りを披露。加藤は「滑りが固まっていない中でこれだけできるのはいいこと。シーズン後半に向けて少しずつ滑りを固めていきたい」と手応えを口にした。

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