東南アジアで初 来年8月に大相撲ジャカルタ巡業

[ 2012年11月19日 16:33 ]

 日本相撲協会は19日、東南アジアで初めての巡業をジャカルタで来年8月24、25日に開催すると発表した。参加力士は幕内以上で22日に出発し、27日に帰国する。海外巡業は2008年8月のウランバートル以来。

 主催者によると、来年は日本とインドネシアとの国交樹立55周年、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の交流40周年という節目の年で、インドネシアは大相撲への関心も高いという。

 相撲協会は外国からの招待を受けて行う8年ぶりの公演も、来年6月にモスクワで開催予定。“裸の親善大使”の復活は角界正常化へ向けてのアピールとなる。巡業は興行主の主催で収益を目的とするものの、日本の伝統文化を海外に紹介する活動は、相撲協会の最大の懸案事項となっている公益財団法人移行を後押ししそうだ。

 不祥事が続発した最近の角界は外国で大相撲を披露するどころではなく、昨年は八百長問題で国内の巡業さえ全て中止になった。協会関係者は「諸問題がようやく一段落し、タイミングもいいだろう」と話した。

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2012年11月19日のニュース