やり直しは「極めてまれ」「戦後では同様の記録は残っていない」 

[ 2012年11月19日 22:17 ]

 日馬富士と豪栄道の一番は取組を途中で止め、やり直した特異なケースだ。日本相撲協会広報部は「極めてまれ。少なくとも戦後では、同様の記録は残っていない」と説明した。

 やや似た例は1975年名古屋場所初日の北の湖―高見山。広報部によると、はたかれた北の湖が手をついたとして行司が軍配を上げ、それを見て高見山が力を抜いたところを北の湖が寄り切った。物言いがつき、約11分も協議して取り直し。次の一番で北の湖が寄り切りで勝った。

 北の湖理事長(元横綱)は今回について「(四つに組んだまま)相撲を止めて、ただちに確認してもよかった。でも、動きかけていたので難しいところではあった」と解説した。

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2012年11月19日のニュース