トヨタ自動車劇勝で3連覇!渥美が殊勲打、アボットMVP

[ 2012年11月13日 06:00 ]

<トヨタ自動車・ルネサスエレクトロニクス高崎>タイブレークの延長10回、サヨナラ打を放った渥美(22)を迎えるトヨタ自動車ナイン

スポニチ後援日本女子ソフトボールリーグ 決勝トーナメント トヨタ自動車1-0ルネサスエレクトロニクス高崎

(11月12日 わかさスタジアム京都)
 決勝トーナメント最終日は12日、わかさスタジアム京都で行われ、0―0のままタイブレークにもつれ込んだ決勝はトヨタ自動車が10回無死二、三塁から渥美の三ゴロ(記録は内野安打)でルネサスエレクトロニクス高崎にサヨナラ勝ち。決勝トーナメントが実施されてから初めての3連覇を飾った。決勝で1安打完封勝ちしたアボットがMVPに輝いた。

 渥美の三ゴロが高く弾んで三塁走者の藤野が本塁に滑り込むと、全選手が本塁ベース上に駆け寄った。殊勲の渥美は「絶対にバットに当てなければいけないと、もの凄く緊張したが、優勝に貢献できてよかった」と声を震わせた。

 アボットは決勝トーナメント3連投。雨でノーゲームになった前日の試合を含めると3日間で399球投げた。「ルネサスとはいつもバトルになる。だから最後の瞬間も、うれしいというよりビックリする結末だった。延長になってからは心で投げていた」。体力的には限界だったが、精神力で投げきった。

 決勝トーナメント方式になってから、どのチームもなし得なかった3連覇。「うれしい。本当に選手はよくやった」と選手を称える福田監督の目に光るものがあった。

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2012年11月13日のニュース