日体大代表団 平壌で北朝鮮選手と柔道で交流

[ 2012年11月13日 22:00 ]

 スポーツ交流を目的に北朝鮮に遠征している日本体育大の代表団は13日、平壌で北朝鮮の体育大学の選手と柔道の交流試合を行った。両国関係が停滞しスポーツの交流も事実上途絶える中、日本側の関係者は「相互理解を深めるきっかけになれば」と期待している。

 交流試合には両チームから8人ずつが参加。日体大は白、北朝鮮側は青の柔道着に身を包み、対戦した。結果は日体大の2勝2分け4敗だった。熱のこもった試合に観客からは大きな拍手が起こった。日体大の大河原光選手は「とてもいい経験ができ、これからにつながる試合だった」と話した。

 会場には訪朝中の元参院議員、アントニオ猪木(本名・猪木寛至)氏も観戦に訪れた。

 代表団の団長を務める日体大の松浪健四郎理事長や猪木氏らは13日、朝鮮労働党の金永日書記(国際担当)と会談した。代表団は今後、レスリングとサッカーの交流試合を行い、16日に訪朝を終える予定。

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2012年11月13日のニュース