ショット好調尻上がり６９　藍、最終戦へ弾み１４位

最終ラウンド、通算６アンダーの14位に終わった宮里藍

ＵＳＬＰＧＡツアー　ロレーナ・オチョア招待最終日

（11月11日 メキシコ・グアダラハラ　グアダラハラＣＣ＝６６２６ヤード、パー７２）
　１９位から出た宮里藍（２７＝サントリー）は５バーディー、２ボギーの６９で回り、通算６アンダーの１４位で終えた。クリスティ・カー（３５＝米国）が６９で回り、通算１６アンダーで今季初優勝。また、４位に入ったステーシー・ルイス（２７）は年間最優秀選手の受賞が確定した。１９９４年のベス・ダニエル以来の米国選手の受賞となった。

　宮里は最終日に６９で回り、今週のツアー最終戦・タイトルホルダーズ（米フロリダ州）に弾みをつけた。ショットが好調で５バーディーを奪取。前半はパットがなかなか入らなかったが、１３番で８メートル、１６番で６メートルをねじ込むなどホールを進むごとに調子を戻した。

　「かみ合わせがいまひとつ良くなかったので半分はストレス、半分は納得のいく１週間だった」と言うが、親友で元賞金女王のオチョアと初日に回るなど「ロレーナ（オチョア）から良いエネルギーをもらった」と刺激を受けた。目標の年間最優秀選手と賞金女王は今年もお預けに。それでも、「調子は８０％くらい。十分な状態だし、来週は楽しんでやりたい」とシーズンの締めくくりを最高の形で終わらせる考えだ。

　◆宮里８位　女子ゴルフの１２日付世界ランキングが発表され、宮里藍は８位、宮里美香は１０位でともに前週と変わらなかった。有村智恵は一つ上がって１９位。１位のヤニ・ツェン（台湾）、２位のステーシー・ルイス（米国）は変わらなかったが、朴仁妃（韓国）がチェ・ナヨン（韓国）と入れ替わって３位に浮上した。