ロンドン銀の杉本 来年4月全日本女子選手権で引退へ

[ 2012年11月13日 06:00 ]

第一線を退く意向であることがわかった杉本美香

 ロンドン五輪柔道女子78キロ超級銀メダリストの杉本美香(28=コマツ)が、全日本柔道連盟(全柔連)の強化指定選手辞退届を提出し、第一線を退く意向であることが12日、明らかになった。杉本は、14日に都内で会見を開いて発表する。関係者によると、出場権のある来年4月の全日本女子選手権には、現役最後の試合として出場を希望しているという。

 杉本は両膝のじん帯など度重なる大ケガを乗り越え、10年世界選手権東京大会では78キロ超級と無差別級の2冠を達成。04年アテネ五輪金メダリストの塚田真希の後継者として日本女子の最重量級をけん引した。全柔連の上村春樹会長は「国内でコーチをやるつもりだと聞いている。ケガを乗り越えた経験は大きいし、あとに続く選手を育ててほしい」と期待を込めた。

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2012年11月13日のニュース