把瑠都が大関陥落危機 古傷の左膝悪化で休場も…

[ 2012年11月13日 06:00 ]

左足を痛め、付き人の肩を借り引き上げる把瑠都

大相撲九州場所2日目

(11月12日 福岡国際センター)
 把瑠都が松鳳山のすくい投げに屈し、今場所初黒星。取組中に古傷の左膝を悪化させ、3日目から休場する可能性が出てきた。

 打ち出し後に病院で診察を受けた大関は、左太腿裏の肉離れと診断されたことを明かした。師匠の尾上親方(元小結・浜ノ嶋)は、13日朝の様子を見て出場するかを決める方針。秋場所は右足親指剥離骨折のため途中休場(1勝3敗11休)。初めてのカド番で迎えた今場所は勝ち越さなければ、10年夏場所で昇進して以来初めて大関から関脇へ転落する。

 初日の魁聖戦も苦しみながら勝利したが、この日も本来の動きにはほど遠かった。相手の右すくい投げを左足1本でこらえる体勢となり、最後は右膝から崩れ落ちた。引き揚げる際には付け人の肩を借り、支度部屋では「何かやっちゃった。(痛めた箇所は)よく分からない。(3日目以降の出場は)今は分からない。考えても、しようがない」と話していた。痛めた左膝は過去に3度も大ケガを経験した箇所だけに、怪力大関が窮地に追い込まれた。

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2012年11月13日のニュース