錦織、添田組ダブルス手応え 惜敗も「内容良かった」

[ 2012年7月15日 06:00 ]

ダブルス準々決勝で敗退した錦織(右)、添田組

 男子テニスのホールオブフェーム選手権は13日、米ロードアイランド州ニューポートで行われ、ダブルス準々決勝でロンドン五輪代表の錦織圭(22=日清食品)添田豪(27=空旅ドットコム)組は英国の五輪代表で第2シードのコリン・フレミング(27)ロス・ハッチンス(27)組と対戦したが、3―6、6―1で迎えた10点先取のマッチタイブレークを4―10で落として敗れた。錦織と添田は16日からのアトランタ・オープンでシングルスに出場してから五輪に向かう。

 ロンドン五輪を見据える錦織、添田組にとって、英国五輪代表ペアは格好の相手だった。最後はサーブやボレーにミスが出て敗れたが、第2セットを奪うなど健闘し、錦織は「前に出てプレッシャーをかけることができたので内容は良かった。十分だと思う」と明るい表情だった。

 同じ芝でも、五輪の舞台となるウィンブルドンに比べてボールが弾まなかった。荒れてイレギュラーも多く、ストローク戦に持ち込みたい日本ペアには厳しい条件だった。経験豊富でボレーでミスが少ない相手に第1セットを取られたが、第2セットは積極的に前に出て逆にボレーを決め、一方的にものにした。

 マッチタイブレークで競り勝った1回戦と合わせ、約1年ぶりに組んだダブルスで2試合をこなした。添田は「お互いにいい感触を持てた」と手応えを口にし「五輪は芝でもボールがはねるし、ストロークでもっといけると思う」と期待した。

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2012年7月15日のニュース