日本 TR3位発進…小林「FRは死に物狂いで」

[ 2012年4月20日 06:00 ]

テクニカルルーティンで演技する日本チーム

 シンクロナイズドスイミングのロンドン五輪世界最終予選第2日は19日、ロンドン五輪会場の水泳センターでチームのテクニカルルーティン(TR)を行い、日本はウクライナと並び93・500点で3位につけた。21日のフリールーティン(FR)と合わせた成績で、3位までが五輪出場権を獲得する。前回北京五輪優勝のロシアが97・700点で1位、同銀メダルのスペインが96・100点で2位だった。五輪出場8カ国のうち、すでに各大陸代表の5カ国は決定している。18日に行われたデュエットのテクニカルルーティン(TR)では、小林千紗(井村シンクロク)酒井麻里子(東京シンクロク)組が92・200点で3位につけた。

 日本にとって厳しいスタートとなった。TRでライバルのウクライナをリードできず、主将の小林は「差をつけられなかったということは、自分たちに足りないところがあったということ」と表情を曇らせた。太鼓の音色に乗ってシャープな動きをアピールしたが、脚技で動きがずれるなど目指した内容ではなかった。84年大会でシンクロが採用されて以来、五輪の全種目に出場してきた強豪国の面目を保てるか。小林は「ここからが勝負。FRは底力を出して死に物狂いで泳ぎたい」と悲壮感を漂わせた。

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2012年4月20日のニュース