松田 寒さに泣き15位で決勝逃す

[ 2012年4月20日 22:16 ]

 ロンドン五輪のテスト大会を兼ねた射撃のワールドカップ(W杯)は20日、五輪の本番会場で行われ、男子エアピストル五輪代表の松田知幸(神奈川県警)は582点で15位となり、上位8人による決勝進出を逃した。583点を出せばシュートオフで決勝に進む可能性もあったが、あと1点足りなかった。36歳の松田は2010年の世界選手権でエアピストルと50メートルピストルの2冠を獲得し、ロンドン五輪の日本代表第1号になった。

 五輪会場を初めて経験した松田は、室内ながら底冷えのする寒さに苦しんだ。序盤の出遅れを取り戻せず「寒さで気持ちのバランスが崩れて射撃がぐらついてしまった」と反省した。

 途中で重ね着をし、使い捨てカイロで手を温めて盛り返したが、決勝には届かなかった。五輪でメダルを期待される日本のエースは「夏はこれほど寒くない。この悔しさを本番にぶつけたい」と巻き返しを誓った。(共同)

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2012年4月20日のニュース