勝ち取った代表への道 武田「今後は本当に公正にやってほしい」

[ 2012年4月6日 13:08 ]

男子軽量級ダブルスカル第2レースで須田(手前左)、西村組を破り、笑顔で握手する武田(奥左)、浦組

 日本スポーツ仲裁機構の裁定で異例の取り消しとなったボートのロンドン五輪アジア予選(26~29日・忠州=韓国)の男子軽量級ダブルスカル代表を決める再レースは6日、埼玉県の戸田漕艇場で行われ、武田大作(ダイキ)浦和重(NTT東日本東京)組が勝ち、代表に決まった。アジア予選で3位以内になり出場枠を獲得すれば、五輪代表に決まる。

 ゴール後、ガッツポーズを見せた武田だが「まだこれが五輪への通過点」と控えめに喜んだ。昨年11月の最終選考会で補欠となり、日本スポーツ仲裁機構への申し立てで選考やり直しを勝ち取った。「勝ってほっとしているが、二度とこういうことがあってほしくないと思う。今後は本当に公正にやってほしい。スポーツにとっていいことではない」と話した。

 ▼浦和重の話 武田さんの思いに応えられてよかった。それだけです。

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