加藤和 自己ベストで初五輪切符!地元福島の力に…

[ 2012年4月6日 06:00 ]

<水泳日本選手権 女子200メートル個人メドレー決勝>優勝した加藤は観客席に向かってガッツポーズ

競泳ロンドン五輪代表選考会兼日本選手権第4日

(4月5日 東京辰巳国際水泳場)
 女子200メートル個人メドレーで加藤和が派遣標準記録を0秒62上回る2分11秒79で優勝。自己ベストで自身初の五輪出場を決めた。

 出身の福島県では「今、放射能の影響で50メートルプールが閉鎖されている」といい、プールを造ろうという福島県水泳連盟の署名活動に、加藤も年明けに参加。「この泳ぎがきっかけになれば」と願った。4年前は五輪切符をとれず、辞めるか悩んだが、「行けなかった経験も今はいい経験。いろんな壁を乗り越えて強くなれる」と成長した姿を見せた。

 ◆加藤 和(かとう・いずみ)11年ユニバーシアード夏季大会の女子200メートル個人メドレーで優勝。山梨学院大4年。1メートル60、52キロ。22歳。福島県出身。

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2012年4月6日のニュース