再レースで2連勝 仲裁申し立てた武田組が五輪予選代表決定

[ 2012年4月6日 12:43 ]

男子軽量級ダブルスカル第2レースで須田(手前左)、西村組を破り、笑顔で握手する武田(奥左)、浦組

 日本スポーツ仲裁機構の裁定で異例の取り消しとなったボートのロンドン五輪アジア予選(26~29日・忠州=韓国)の男子軽量級ダブルスカル代表を決める再レースは6日、埼玉県の戸田漕艇場で行われ、武田大作(ダイキ)浦和重(NTT東日本東京)組が勝ち、代表に決まった。アジア予選で3位以内になり出場枠を獲得すれば、五輪代表に決まる。

 昨年11月の最終選考会で補欠となり仲裁を申し立てた武田は浦と組み、代表を取り消された須田貴浩(アイリスオーヤマ)西村光生(NTT東日本東京)組と2000メートルで2艇によるマッチレースを行い、2連勝した。

 先に2勝したペアが代表になる方式で、1回目は0秒49差、2回目は0秒90差で退けた。

 ▼相良彰敏・日本ボート協会強化委員長の話 両ペアとも全力を出してくれた。武田組は経験豊富でレースの駆け引きがうまかったと思う。選手選考の方法を再検証し、今後に役立てていきたい。

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