村上SP2位発進!首位レオノワとわずか1・94点差

[ 2012年3月30日 06:00 ]

3―3回転のコンビネーションを決める村上

フィギュアスケート世界選手権第4日・女子SP

(3月29日 フランス・ニース)
 左手を突き上げて演技を締めくくると、笑みがはじけた。17歳の村上が自己ベストの63・45点に肉薄する62・67点をマークし、SP2位発進。「ノーミスでできるか不安だったけど、頑張れて良かった」とまた笑った。

 3回転―3回転のコンビネーションを含めた3度のジャンプを全て決め、スピンとステップでも最高評価のレベル4。日本を出発する前日(24日)に愛知県選手権に出場し、そのまま寝ずに遠征の準備を整え、機中では疲労から嘔吐(おうと)した。食事も取れず、ニース入り直後は体調が悪かったが、本番へきっちりコンディションを上げてきた。

 首位のレオノワとはわずか1・94点差で、運命のフリーを迎える。「たくさん練習してきたので、自信を持って頑張りたいです!」。憧れの浅田は、村上と同じ17歳の時に世界選手権初制覇。「真央2世」と呼ばれる逸材にも、戴冠のチャンスがやってきた。

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