女子は6大会連続のメダル獲得ならず…韓国に逆転負け

[ 2012年3月30日 23:59 ]

準々決勝の韓国戦の第1試合で勝利しチームメートに迎えられる福原愛(右)

 卓球の世界選手権団体戦第6日は30日、ドイツのドルトムントで準々決勝を行い、女子の日本は2008年北京五輪3位の韓国に2―3で逆転負けし、6大会連続のメダル獲得はならなかった。日本は5~8位決定戦に回る。

 女子は第1試合で福原愛(ANA)が04年アテネ五輪シングルス銅メダルのキム・キョンアを破った。第2試合で石川佳純(全農)も勝ったが、その後は平野早矢香(ミキハウス)、福原、石川と3連敗した。

 2年前の前回大会と同じ準々決勝で韓国と対決。福原が「五輪でも韓国を乗り越えないとメダルに届かない。準備はしてきた」と言うように、第1試合で勝ったことがなかった苦手なカット主戦型のキム・キョンアを攻めきった。続く石川も勝ち、狙い通りの展開だった。
 だが、平野が敗れると、重圧がかかった福原が第4試合でまさかのストレート負け。第5試合で石川は2度のマッチポイントを握ったが、百戦錬磨のベテランキム・キョンアの粘るカットに根負けした。

 北京五輪の3位決定戦で韓国の壁に屈した日本女子が、ロンドンの前哨戦で痛恨の敗戦。卓球ニッポン初の五輪メダルを狙う夏に向け、大きな課題が残った。

 ▽福原愛の話 カット打ち(との対戦)については自信ができたが、2試合目は相手の勢いに押された。メダルが途切れてしまったのは悔しい。この負けを絶対生かしたい。(共同)

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2012年3月30日のニュース