湯元進一と高谷惣亮が五輪代表に決定!

[ 2012年3月30日 20:25 ]

男子フリー55キロ級準決勝 モンゴル選手(手前)を破り、五輪出場権を獲得した湯元進一

 レスリングのロンドン五輪アジア予選第1日は30日、カザフスタンのアスタナで男子フリースタイル6階級を行い、55キロ級の湯元進一(自衛隊)と74キロ級の高谷惣亮(拓大)が決勝に進み、各階級上位2人に与えられる五輪出場枠を獲得した。2人は日本協会の選考基準を満たし、五輪代表に決まった。

 昨年の世界選手権で獲得した60キロ級、66キロ級を合わせ、フリーの五輪出場枠は4階級となった。

 27歳の湯元進は1回戦、準々決勝、準決勝をいずれも2―0で勝った。ALSOKに今春入社する高谷は初戦の準々決勝をフォール勝ちし、準決勝を2―1で制した。84キロ級の松本篤史(ALSOK)は準決勝で、96キロ級の磯川孝生(徳山大職)は初戦で敗退した。

 五輪アジア予選は4月1日まで行われ、日本からはフリー5階級、男子グレコローマン7階級、女子72キロ級に出場する。

 ▽湯元進一の話 ほっとした。日本代表の役目を果たした。初戦の30秒ぐらいで(けがをした所が)ブチッといって、ごまかしながらやった。必死だった。

 ▽高谷惣亮の話 うれしい。ほんまか、夢ちゃうか。4年前(の北京五輪最終予選)で悔しい思いをしたので絶対取ろうと思っていた。五輪では金メダルを目指してやる。

 ◆湯元 進一(ゆもと・しんいち=男子フリースタイル55キロ級)09、11年世界選手権代表。昨年の全日本選手権で3度目の優勝。双子の兄、健一はフリー60キロ級の北京五輪銅メダリスト。拓大出、自衛隊。164センチ。27歳。和歌山県出身。

 ◆高谷 惣亮(たかたに・そうすけ=男子フリースタイル74キロ級)京都・網野高時代の07年全日本選手権で2位。08年北京五輪最終予選に出場したが、五輪枠を逃した。昨年の全日本選手権で初優勝。拓大。178センチ。22歳。京都府出身。(共同)

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2012年3月30日のニュース