まさに“山の神”柏原 完全無欠な山上りの4年間

[ 2012年1月2日 13:43 ]

山上りの5区で自身の区間記録を更新する1時間16分39秒をマーク、往路優勝を果たした東洋大の柏原竜二

第88回東京箱根間往復大学駅伝 5区

(1月2日 旧読売新聞社前~芦ノ湖)
 4年連続4回目の山上りで、初めて首位でタスキを受けた東洋大の柏原竜二(4年)。前方にターゲットがいない環境でも“山の神”の走りは変わらなかった。

 2010年に自身が作った区間記録1時間17分8秒を29秒上回る1時間16分39秒。区間記録の更新と1時間16分台を公言し臨んだ最後の箱根駅伝で有言実行を果たした。

 区間2位の明大・大江啓貴(3年)に2分55秒差つける圧倒的な記録。4年連続の区間賞は史上8人目だが、同一区間では、5区を1974年から4度制して「山のスペシャリスト」と呼ばれた大久保初男(大東大)以来2人目。まさに“山の神”にふさわしい走りを4年間見せ続けた。

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2012年1月2日のニュース