真央 世界女王へ復活舞い!天国の母へ届けトリプルアクセル

[ 2012年1月2日 09:00 ]

全日本フィギュアで優勝し金メダルを手に笑顔を見せる浅田真央

 フィギュアスケートの浅田真央(21=中京大)は悲しみを乗り越えて、世界の頂点へ歩み始めた。

 浅田は昨年末の全日本選手権で2年ぶり5度目の優勝。大会2週間前に最愛の母・匡子(きょうこ)さん(享年48)を亡くしながら、魂の演技を披露して3月の世界選手権(フランス・ニース)の代表入りを決めた。「自分も凄くうれしいし、母も喜んでくれていると思う」。亡き母へ日本一を届け、次は2季ぶりの世界一を目指す。

 今季、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は、昨年11月のNHK杯のSPで1回転半の失敗に終わって以来、封印し続けている。だが、全日本選手権の練習ではクリーンな着氷を見せており、自身が最もこだわりを持つ大技の解禁も近い。「次の試合ではトリプルアクセルを跳びたい」と浅田も気合十分だ。2月の四大陸選手権でトリプルアクセルを決め、世界選手権へ。「シーズン前半は入っているエレメンツを安定させることが目標だった。これからはさらにジャンプをレベルアップできるようにしたい」。母が眠る天まで届くジャンプで、金メダルを射止める。

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2012年1月2日のニュース