帝京大は強力FW健在 天理は点の取り合いなら…

[ 2012年1月2日 07:10 ]

 全国大学ラグビー選手権は、来年1月2日に東京・国立競技場で準決勝を行う。史上2校目の3連覇を狙う帝京大が頭一つ抜けた存在だが、2試合ともに好ゲームが期待できる。

 ▽関東学院大―天理大(12時15分)

 初の決勝進出を目指す天理大はハベア、バイフの両CTBと、SO立川が中心のバックス陣が攻撃の起点になる。立川は正確なキック、ゲームメークだけでなく、自ら突破もできる。点の取り合いになれば優位に進められる。

 関東学院大は対照的にFWが持ち味。準々決勝ではモール攻撃にこだわって早大を攻略した。押し込んでからトライゲッターの小林に回せるか。天理バックスをいかに止めるかも鍵で、出足の早いタックルで相手のパス出しを遅らせたい。

 ▽帝京大―筑波大(14時)

 防御が堅いチーム同士の対戦。帝京大が勝った対抗戦は、11―0のロースコアだった。好機で確実に得点できるかがポイントになる。帝京大は強力FWが健在。ボール争奪戦でも強く、相手陣で試合を進める得意の展開に持ち込みたい。司令塔のSO森田主将も安定感抜群だ。

 FW戦では劣勢が予想される筑波大は、彦坂匡、ルーキー竹中のWTBコンビに決定力がある。攻めを継続し、いい形で2人にボールをつなぎたい。相手が試合巧者なだけに、課題の反則を少しでも減らすことが重要になる。

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2012年1月2日のニュース