96キロ級の有薗は初戦敗退…五輪出場権獲得ならず

[ 2011年9月13日 06:00 ]

男子グレコローマン96キロ級1回戦 アゼルバイジャン選手(下)に攻められる有薗拓真

 レスリングの世界選手権は12日、トルコ・イスタンブールのシナンエルデンドームで開幕した。大会初日は男子グレコローマン55キロ、66キロ、96キロ級の3階級を実施。昨年のアジア大会55キロ級優勝の長谷川恒平(26=福一漁業)は3回戦でバイラモフ(アゼルバイジャン)に1―2で敗れ、悲願の金メダル獲得はならなかった。66キロ級の岡本佑士(22=警視庁)は3回戦で、また96キロ級の有薗拓真(22=山梨学院大)は初戦で敗れ、敗者復活戦にも回れなかったため、上位5位までの6選手の国・地域に与えられるロンドン五輪の出場枠は獲得できなかった。

 96キロ級の有薗は、欧州選手権3位のガダバーゼに2ピリオドとも一方的に攻められ完敗。代表だった北村のドーピング違反でチャンスをつかんだが「組んだ瞬間に力の差を感じた」とうなだれた。また、66キロ級で初出場の岡本は3回戦でキューバ選手に惜敗。右まぶたをカットし、治療の時間ができたことで「相手を休ませてしまったかな」と悔やんだが「僕は1ポイントも取れていなかったし、攻撃力の差があった」と反省が口をついた。

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2011年9月13日のニュース