菊谷主将 離脱ホラニの分まで「思い受け継ぐ」

[ 2011年9月13日 06:00 ]

笑顔を見せる菊谷主将

ラグビーW杯ニュージーランド大会

 ラグビーW杯日本代表は12日、ニュージーランド北島シルバーデールで次戦ニュージーランド戦(16日、ハミルトン)へ向け練習を再開した。右膝じん帯損傷でメンバーから外れたNo・8ホラニ龍コリニアシ(29=パナソニック)の代役は、フランカー菊谷崇主将(31=トヨタ自動車)に決定した。

 ジョン・カーワン・ヘッドコーチ(46)からニュージーランド戦にNo・8で先発起用することを伝えられた菊谷主将は「コリー(ホラニの愛称)が僕の中でも日本の8番と思っている。ジャージーに袖を通したら彼の思いを受け継がないといけない」と表情を引き締めた。

 ニュージーランドとは95年W杯で17―145の大敗を喫して以来16年ぶりの対戦。菊谷主将は「コリーの分までいっぱいタックルしたい」と16年前の悪夢を低く力強いタックルで振り払うことを誓った。なお、ホラニの代わりに招集されたフランカー、タウファ統悦(30=近鉄)は13日に合流する。

 ≪ジャンボ北川が練習合流≫故障離脱したロック、ジャスティン・アイブス(27=パナソニック)の代わりにメンバー登録されたロック北川勇次(25=同)が現地で初めて練習に合流した。1メートル95の長身で、愛称は「ジャンボ」。「アグレッシブに激しく…が自分の持ち味。日本代表にまた外国人が入ったと思われるプレーをしたい」と大きな体を揺らしていた。

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2011年9月13日のニュース