猛チャージ66も1打及ばず…藍「満足」3位 

[ 2011年9月13日 06:00 ]

最終ラウンド、2番でバーディーパットを決め、声援に応える3位の宮里藍

USLPGAツアー アーカンソー選手権最終日

(9月11日 アーカンソー州ロジャース ピナクルCC=6372ヤード、パー71)
 宮里藍(26=サントリー)が猛追をみせて3位に食い込んだ。3打差8位から1イーグル、6バーディー、3ボギーの66をマーク。14番パー5では3打目をバンカーから直接カップインさせるなど、プレーオフ進出にあと1打まで迫った。優勝は逃したが、日本ツアー2連戦に向けて上り調子をアピールした。世界ランク1位のヤニ・ツェン(22=台湾)が通算12アンダーで並んだ梁熙英(22=韓国)とのプレーオフを制して2年連続優勝、今季5勝目を飾った。

 1打及ばず3位に終わった宮里だったが、その表情は満足感に満ちあふれていた。「悔しさよりも、自分のプレーができたことに満足している」。3打差の8位から追い上げ、14番パー5ではグリーン手前のバンカーからの残り15ヤードの第3打を直接カップに沈めてイーグル。15番でも5メートルを決めて首位に迫ったが、17番で3パットの痛恨ボギー。これが命取りとなったが18番でバーディーを奪い返す意地も見せた。

 米中枢同時テロから10年の9・11。表彰式の前には追悼式典が行われた。追悼のリボンをつけた宮里は「3月11日からもう半年が過ぎた。自分は自分のプレーをしっかりとやる。今後もその心構えは変わらない」と日本へも思いをはせた。

 次戦は東北高時代に過ごした第二の故郷で行われるミヤギテレビ杯ダンロップ女子(23日開幕、宮城・利府GC)に5年ぶりに出場する。その翌週の日本女子オープンとの2連戦に向けて「とにかくいいプレーをすることが目標」と曇りのない表情で語った。

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