ドラ１新人ニュートン　４２２ヤードパス獲得も…

　昨季のハイズマン賞受賞者で、ドラフトでは全体トップ指名を受けたＮＦＬパンサーズのＱＢキャム・ニュートン（２２）が１１日、敵地グレンデール（アリゾナ州）で行われたカージナルス戦でデビュー。新人の開幕戦としては史上初めてパスで４００ヤード以上を獲得したが２１―２８で敗れた。しかし４２２ヤードを投げたパスで２ＴＤ、得意のランで１ＴＤをマークするなど本領を発揮。昨季２勝１４敗に終わったパ軍にとっては“希望”を実感する試合となった。

　＜パンサーズ＞３７回のパス試投で成功は２４回。ニュートンは第１ＱにＷＲスミスへ７７ヤードのロングパスを決めて最初のＴＤを奪い、第３Ｑには１メートル９６、１１１キロのサイズを生かし、ダイブでＴＤを決めた。しかしＱＢサックを４度喫し、インターセプトも１回。オーバーン大時代は１４戦全勝だったこともあって「負けたので気分が悪い。修正することが山ほどある」と記録を樹立しても表情はさえなかった。それでもリベラ監督は「力強いパフォーマンスだ」と高く評価。ニュートンの加入がチームの起爆剤になりそうな気配を漂わせた。

　≪シーズン１試合最多記録にも並ぶ≫ニュートンのパス獲得４２２ヤードは新人の開幕戦記録だが、ライオンズのスタッフォードが０９年（８戦目）にマークした新人シーズンの１試合最長記録にも並んだ。