トヨタ自　上野に零敗…連勝６でストップ

　日本女子ソフトボールは４日に３会場で６試合が行われ、首位のトヨタ自動車はルネサスエレクトロニクス高崎の上野に散発の５安打で零敗を喫して２敗目。連勝は６でストップした。投打のバランスが整ってきたホンダはパウリーの４試合連続完封勝ちで、６位に浮上した。

　＜日立ソフトウェア　藤原が完投勝利＞藤原が豊田自動織機を７回の古田のソロ本塁打だけに抑えて完投勝ち。「１球だけというか、高めに浮いてしまって。もったいないことをしました」と完封勝ちを逸して苦笑いした。それでも後半戦最初の登板でも緊張することなく「やっと（リーグ戦の）後半が始まるという気持ちで、投げるのが楽しみだった」という。心待ちにしていた試合で２回から６回までは無安打に抑え「自分らしいピッチングができました」と満足げだった。

　＜佐川急便　岩川連敗止めるサヨナラ弾！＞２年目の岩川がタイブレーカーにもつれ込んだ８回に左翼へサヨナラ２ランを放ち、チームの連敗を４で止めた。「外角に絞っていて、その球を打ったら越えてくれました」。自身初のホームランということもあり、涙で顔をクシャクシャにした。前半戦は２安打だけで、前日も４打席無安打。１番打者としての役割を果たせず苦しんだ分だけ喜びも大きい。「チームに貢献できるように、１本でも多くヒットが打てるように頑張りたい」とさらなる奮起を誓っていた。

　◇大分大会（大分市・新大分球場）

シオノギ製薬（４勝９敗）
　０００　１００　００─１
　０００　１００　０2X─３
佐川急便（５勝８敗）
　（タイブレーカー８回）
　（シ）安福―橋元
　（佐）スメサート―山科
　［本］宮（シ）岩川（佐）

豊田自動織機（９勝４敗）
　０００　０００　１─１
　１０２　０００　Ｘ─３
日立ソフトウェア（９勝４敗）
　（豊）栗田―石田
　（日）藤原―眞鍋
　［本］古田（豊）

　◇大田原大会（栃木県大田原市・美原公園野球場）

太陽誘電（８勝５敗）
　０００　０００　０─０
　１００　０００　Ｘ─１
日立マクセル（５勝８敗）
　（太）森―谷川
　（日）西村―中村

デンソー（６勝７敗）
　０００　０００　０─０
　２００　０２０　Ｘ─４
Ｈｏｎｄａ（６勝７敗）
　（デ）染谷、重藤―伊藤
　（Ｈ）パウリー―ラッピン

　◇北海道大会（札幌市・札幌円山球場）

大鵬薬品（３勝１０敗）
　０１０　００１　０─２
　０００　０２０　1X─３
靜甲（２勝１０敗）
　（大）井俣―三崎
　（靜）鈴木、河部―田中
　［本］稲垣（大）

ルネサスエレクトロニクス高崎（１０勝３敗）
　０００　０２０　０─２
　０００　０００　０─０
トヨタ自動車（１０勝２敗）
　（ル）上野―峰
　（ト）山根、森田―渡邊