大関獲り初挑戦　鶴竜は日馬富士、琴奨菊にライバル心

大相撲秋場所で大関とりに挑む関脇鶴竜

大相撲秋場所新番付発表　

　初の大関とりに挑む鶴竜は２９日、東京都墨田区の井筒部屋で「負けたくないという気持ちを持って臨む」と、同じく昇進を懸ける日馬富士、琴奨菊への対抗心をあらわにした。

　４度目の関脇で初めて勝ち越した名古屋場所だが、実は直前に右脇腹を痛め一時は休場も考えたという。同じ失敗を避けるため「体が硬いからけがにつながる」という師匠の井筒親方（元関脇逆鉾）の指導で、夏場は柔軟運動を徹底。股割りなどの基本を繰り返した。

　１８戦全敗の白鵬戦も昇進へのポイントになる。「横綱戦は中途半端な相撲が多い。思い切りやる」と意気込んだ。