藍、通算12アンダーで堅首!混戦V争いに気合

[ 2011年8月29日 06:00 ]

首位をキープした宮里藍

USLPGAツアー カナダ女子オープン第3日

(8月27日 カナダ・ミラベル ヒルズデール・クラブ=6604ヤード、パー72)
 宮里藍(26=サントリー)は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダーで首位を堅持。2打差に10人がひしめく混戦模様から今季2勝目を狙う。宮里美香(21=NTTぷらら)は72と伸ばせず、通算3アンダーで39位。上田桃子(25=フリー)は73と落とし、通算2アンダーで54位に後退した。

 宮里は惜しいパットが続いて混戦を抜け出せなかった。乾いてスピードを増したグリーンに対して、パットのタッチがわずかに合わなかった。「ラインに乗っても最後に蹴られたり、ちょっとしたことで入らなかった。でも、最後まで集中していたし、3パットもなく我慢できた」

 1番で決めた3メートルのバーディーパットが、この日決まった一番長いパットになった。10番や14番では2メートル前後がカップに蹴られ、終盤もバーディーパットがカップの縁で止まった。それでも「入っても入らなくても、その状況を楽しんで回れた」としびれを切らすことなく、首位には踏みとどまった。

 上位には実力者がひしめいているだけに、最終日は激しい優勝争いが予想される。宮里も「トップに立っているからといって全然優位には感じていない」と気を引き締めた。ハリケーンで天候の崩れる予報も出ており、「天気次第で3打差、4打差は簡単にひっくり返る。だからこそ自分のゴルフに徹するしかない」と心の中だけは静けさを保ってプレーする。

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2011年8月29日のニュース