ロンドンで雪辱!ボルト、名誉挽回へ仰天計画も

[ 2011年8月29日 06:00 ]

<男子100メートル決勝>フライングで失格となり、頭を抱えるボルト

陸上世界選手権第2日 男子100メートル

(8月28日 韓国・大邱)
 まさかの失格となったボルトは、来年のロンドン五輪での雪辱を狙うことになる。現段階ではロンドン五輪についての明確なプランは明かされていないが、そこには100メートルと200メートル以外で世界の頂点を狙う仰天計画も含まれている。

 まずここ数年間「これが自分の原点」と言い続けている400メートルへの参戦。クリケットから陸上に転向したときに最初に取り組んだのがこの種目で、03年の世界ユースでは2位に入っている。自己ベストは45秒28(07年)でまだトップクラスの記録を残してはいないが、昨年も45秒87で走るなど地道ながら挑戦を継続中だ。

 この種目の世界記録はボルト以外の選手が樹立した記録の中では最も更新が難しいと言われるM・ジョンソン(米国=99年)の43秒18。しかし200メートルでボルトはそのジョンソンの記録を打ち破っており、2度目の“MJ超え”への期待も高まっている。

 さらに注目されるのが走り幅跳びへの挑戦。「引退までには挑戦したい。たぶん5年先」と語ったのは2年前だけに、その動向が気になるところだ。M・パウエル(米国)が東京で8メートル95の世界記録をマークしてからすでに20年経過。前人未到の4種目での世界記録達成で、自ら名誉挽回を果たしにかかる。

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2011年8月29日のニュース