高橋 ソチ五輪へ決意新た「勝負したい」

[ 2011年4月30日 18:04 ]

 フィギュアスケートの世界選手権男子で5位に終わって2連覇を逃した高橋大輔(関大大学院)が30日、モスクワで記者会見し、2014年ソチ冬季五輪までの現役続行について「勢いで言っちゃった部分はあるが、そこを見据えてやっていく。自分の可能性を信じたい。勝負してみたい」と決意に満ちた表情で話した。

 東日本大震災の影響で東京開催が中止とならなければ「東京で(現役を)やめてたかも」と告白。引き際を考えながら戦った今季は「昨季をいい位置で終えて、甘える自分がいた。(理想の滑りに程遠く)逃げたくなったり、自分が惨めな気がして悩んだ」と打ち明けた。

 フリー翌日の29日は日本男子の会見を欠席したが「今は結構すっきりしている」と気持ちを整理できた様子。若手の台頭に発奮した25歳は「きれいにスケート人生を終えられないかもしれないが、できるところまでやってみようかな」と再出発を誓い、来季に向けて2種類の4回転ジャンプの習得を目指す考えを示した。(共同)

続きを表示

2011年4月30日のニュース