吉田がV10で世界選手権へ!坂本、米満らも代表

[ 2011年4月30日 19:29 ]

女子55キロ級で10連覇を達成し、表彰式で笑顔を見せる吉田沙保里

 レスリングの世界選手権(9月・トルコ)代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権最終日は30日、東京・代々木第二体育館で男女計9階級を行い、女子で55キロ級は吉田沙保里(綜合警備保障)が前身の全日本女子選手権を含めて10連覇し、48キロ級の坂本日登美(自衛隊)、63キロ級の伊調馨(綜合警備保障)、72キロ級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)とともに代表入りを決めた。33歳の浜口は15度目の代表。

 男子フリースタイルで66キロ級は広州アジア大会王者の米満達弘(自衛隊)が3連覇で代表入り。74キロ級は初優勝した高橋龍太(自衛隊)がプレーオフも制して代表入りを決めた。

 世界選手権代表は昨年の全日本選手権と全日本選抜選手権の両大会で優勝すると決定。優勝者が異なった男子の3階級はプレーオフで決めた。

 ▼坂本日登美の話 攻めは良かったけど、守りで足を取られることが多かった。まだ完璧ではないので、百パーセントの自信を付けて世界選手権で金メダルを取りたい。

 ▼浜口京子の話 反省点は攻め時をものにする試合運び。ただ、世界選手権、ロンドン五輪という夢に向かって頑張れることを幸せに思う。

 ▼伊調馨の話 勝つことはもちろん、内容も重視したが、まだ納得できないところがある。攻めきれない試合があるので、攻めの練習をしたい。

 ▼高橋龍太の話 とてもうれしい。世界選手権では強い気持ちで早めにポイントを取りにいくレスリングをしたい。

 ▼松本真也の話 やっとスタートラインに立った。これからは体づくりと外国人選手の研究をする。(2月に結婚した妻とは)ロンドン五輪が新婚旅行になればいいな。

 ▼米満達弘の話 ここは通過点。本番の世界選手権では金メダルを取りたい。勇気があればどんな試合でも勝てる。心技体をバランス良く鍛えていきたい。

 ▼金久保武大の話 ほっとするとともに、また始まりだと思う。世界選手権では力を出し切り、チャンスをものにしたい。もう一度、一から鍛え直す。

 ▼岡太一の話 まだ自分の思うような攻めができず、今のままでは世界で勝てない。もっと精神面を鍛えて、技術も向上させたい。メダルを取れるように頑張る。

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2011年4月30日のニュース