２週連続Ｖへ…キンクミ、砂肝食べてバンカー攻略

１４番で第１打を放つ金田久美子

サイバーエージェント・レディース第１日

（4月29日 千葉・鶴舞カントリー倶楽部＝６３９５ヤード、パー７２）
　先週の試合でツアー初優勝を飾った金田久美子（２１＝レプロエンタテインメント）は首位と５打差の１９位につけた。ショットの乱調を小技で補って４バーディー、３ボギーの７１。２週連続優勝に向けて粘りのゴルフを見せた。井芹美保子（２５＝フリー）が７バーディー、１ボギーの６６で首位に立ち、横峯さくら（２５＝エプソン）は７０で回って８位とまずまずのスタートを切った。
【第１Ｒ成績】

　初優勝の余勢を駆って飛び出したかった金田の前に“砂”が立ちはだかった。前半はパーオンが２ホールとショットが乱れ、バンカーにつかまること３度。だが、そのたびに巧みに脱出してパーを拾っていった。

　ラウンド後には「砂肝をたくさん食べたから、あれだけ出せたんですよ」と笑顔だった。前夜は夕食で串焼きを食べ、特に砂肝はおかわりしてモリモリほおばった。後半の１３番もバンカーにつかまり、ここはボギー。しかし、いくらバンカーにはまっても“砂肝のせいで”とは考えず“砂肝のおかげで”と思えるのが今の金田だ。橋本道七三（みちひさ）キャディーも「プラス思考だね。ちょっと変わったなあ」と感じていた。

　首位とはまだ５打差。「あしたはもっと伸ばしたい」との言葉にも、ひと味違う自信がみなぎっていた。