宮里藍　風に苦戦…大きく出遅れ９３位

ＵＳＬＰＧＡツアー　アブネット・クラシック第１日

（4月28日 米アラバマ州モービル　ＲＴＪトレール・マグノリアグローブ＝６５０２ヤード、パー７２）
　アイアンショットの精度を欠いた宮里藍（２５＝サントリー）が２バーディー、６ボギーの４オーバー、７６で９３位と大きく出遅れた。宮里美香（２１＝ＮＴＴぷらら）は７４で６１位にとどまり、予選会から本戦出場を果たした１８歳の野村敏京は７３で４１位だった。金ソンヒとグレース朴が６７で首位に並んだ。　（モービル・真田薫通信員）

　今季ここまでトップ１０フィニッシュのない宮里は、今季５試合目も苦しいスタートとなった。試合のなかったこの３週間は「いい練習ができて、いい状態で臨めた」はずだったが、硬いグリーンに加えて強風も吹き、アイアンショットの距離感が合わずに苦戦。クラブの番手に悩み「迷ったまま打つことが多かった」と悔しがった。

　３番でグリーン手前のバンカーに入れてボギーが先行すると、その後、１４番までに３つのボギー。１５、１６番で連続バーディーを奪ったものの、最後の２ホールで連続ボギーを叩いた。４オーバー、９３位とまさかの出遅れに「あしたは決断力を意識してプレーしたい」と巻き返しを誓った。