オスターマン“ライバル”上野に投げ勝った!

[ 2011年4月10日 06:00 ]

<女子ソフトボール・ルネサス高崎・豊田自動織機>完封で来日初勝利を挙げ、笑顔でナインとハイタッチのオスターマン(左)

 ソフトボールの日本リーグ女子が9日、名古屋市のナゴヤドームで一斉開幕し、初日は3試合を行った。第3試合はルネサスエレクトロニクス高崎と豊田自動織機が対戦し、タイブレーカーの8回に古田の適時打などで2点を挙げた豊田自動織機が開幕戦を飾った。試合を終えた各選手は、東日本大震災の募金活動を行った。

 【豊田自動織機2―0ルネサスエレクトロニクス高崎】08年北京五輪決勝の再現となったルネサス高崎の上野との投げ合いに勝った豊田自動織機新加入のオスターマンは「上野に勝ったということよりチームが開幕を白星で飾れたことがうれしい」と笑った。前日は上野との対戦を「とても楽しみ」と話していたが「相手は上野だけではないから」と気持ちは早くも次の試合に向いていた。敗れた上野は「悔しい。絶対に負けたくなかったから反省している」と唇をかんだ。

 <シオノギ製薬 北村新監督初采配でサヨナラ勝ち>【シオノギ製薬3―2靜甲】初采配をサヨナラ勝ちで飾った北村新監督は「最後まで諦めず、よく粘ってくれた」と目を潤ませた。7回に2点差を追いつき、タイブレーカーにもつれ込んだ8回の2死一、三塁で新人山根が右前に決勝打。「シオノギに入って初めての試合でガチガチに緊張していました。思い切って振ろうと考えていただけです」と初めて体験したサヨナラ打に興奮していた。

 <大鵬薬品 昨季の新人王投手・井俣が完封>【大鵬薬品1―0佐川急便】昨季の新人王投手・井俣が佐川急便を3安打完封。「意識して投げているわけではないんですよ」という沈んだりスライドしたりする直球で内野ゴロの山を築き、佐々木主将の先制本塁打による1点を守りきった。「開幕だけは絶対に勝ちたかったので、完封したことより勝てたことがうれしい」。1週間前のオープン戦ではトヨタ自動車を封じており、その自信を開幕戦完封勝利でより強いものにした。

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