広島五輪がダメなら…JOC、東京の“再挑戦”に期待

[ 2011年4月10日 22:20 ]

 2020年夏季五輪招致を検討する日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は10日、秋葉忠利前市長が五輪招致を推進してきた広島市の市長選で、初当選した松井一実氏が事実上の招致断念を示したことを受けて「秋葉前市長が非常に前向きに取り組んでこられたが、五輪招致を断念ということなら残念だ」と語った。

 16年五輪招致で敗れた東京都は石原慎太郎知事が4選を決めたことで「再挑戦を前向きに考えていただけると思う。以前の計画を練り直せば(海外との招致争いで勝てる)可能性は十分ある。五輪運動の推進に協力していただくようお願いしたい」と述べた。

 東京都は石原知事が20年五輪に再挑戦する意向を持っているが、東日本大震災や福島第1原発事故の問題で厳しい見方も出ている。竹田会長は「7月までにいろいろな議論をして決めていく。東京には日本のスポーツ界をけん引していただきたい」と期待した。

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