桐蔭学園初Vへ 松島“攻めまくる”

[ 2011年1月8日 06:00 ]

 第90回全国高校ラグビー大会は8日、東大阪市の花園ラグビー場で昨季と同じ桐蔭学園(神奈川第2)―東福岡(福岡第1)の対戦で決勝が行われる。初優勝を狙う桐蔭学園は7日、神戸市内で2時間の最終調整。エースのFB松島幸太朗(3年)は97年度の国学院久我山以来13大会ぶりの東日本勢優勝を誓った。

 父親(故人)が南アフリカ人の松島は初戦と準々決勝で80メートル、準決勝で100メートルと3本のトライを決めて絶好調。「決勝でも積極的にアタックして相手をどんどん抜いていきたい」と意欲を口にした。大会後には南半球の世界最高峰リーグの下部組織に入団するため南アへ出発予定。「優勝して気持ち良く終わりたい」と初制覇を置き土産にする。

 <布巻が司令塔に>東福岡(福岡第1)は神戸市内での最終調整で、本来はCTBのエース布巻がSOに入った。連覇がかかる決勝も司令塔での出場が濃厚で「アタックしやすいゲームメークをしたい」と語った。公式戦56連勝中だが、布巻がニュージーランド留学で不在だった昨夏の練習試合では桐蔭学園に敗れた。それだけにロックの水上主将は「自分たちは挑戦者」と強調。布巻は「自分が優勝につながるプレーをしたい」と決意を口にした。

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2011年1月8日のニュース