9日決勝…帝京大連覇へ「あの段階とは違う」

[ 2011年1月8日 06:00 ]

 ラグビー大学選手権決勝は9日、国立競技場で早大―帝京大の対戦で行われる。出場選手が7日に発表され、両チームとも先発は準決勝と同じメンバー。昨季覇者の帝京大は早大、同大、明大、関東学院大に続く5校目の2連覇を誓った。

 帝京大は今季の対抗戦(14―33)の雪辱も狙う。攻撃の起点となるSH滑川(3年)は「あの段階とレベルが違う」とニヤリ。対抗戦ではBKに展開したが、大学選手権では原点回帰のFW戦で勝負。関東学院大、慶大、東海大と強豪を撃破して自信を見せている。

 両チームは大学選手権で4季連続(帝京大1勝2敗)の対戦。早大は野球、箱根駅伝に続く大学スポーツ3冠がかかっているが、岩出監督は「ワセダを倒せばインパクトを与えられる。うちが注目される絶好のチャンスだ」と闘志を高めた。

 <早大CTB村田「走るだけ」>早大バックスの陰のキーマン、CTB村田が無心で走る。SO山中のキック力を生かしたハイパントは今季の重要戦略。そのボール確保の役割を担う村田は「何も考えないで落下地点に走るだけ」と話した。FW戦の苦戦が予想される中、バックスの出来が重要度が増す。「バックスが崩れないように」と守りでも奮闘する意気込みだ。「厳しい戦いになるだろうけど、優勝したい」と昨季の雪辱を期した。

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2011年1月8日のニュース