完璧な4回転で格の違い…小塚、仲間と喜び分かち合う

[ 2011年1月8日 18:33 ]

日本学生氷上競技選手権

(1月8日
釧路・春採アイスアリーナ)
 出だしの4回転ジャンプに、立ち見を含めた満員の観衆が大歓声を上げた。小塚は「あれだけきれいに跳べたのは初めて」と自画自賛する大技で波に乗ると、スピン、ステップ、ジャンプのすべてで他を圧倒。目立ったミスは後半の3回転ジャンプが1回転になったところだけで、格の違いを見せつけた。

 得点発表を待つ間、公私ともに仲のいい中京大フィギュアスケート部の佐野主将を「最後だからこっち来いよ」と呼び寄せ、喜びを分かち合った。大学の仲間と一緒に戦うこの大会に出場するのは4年生にして初めて。目標だった男子学校対抗初優勝の原動力となって「学校にはリンクも造ってもらったし、よかった」と白い歯を見せた。

 昨年末に初めて全日本選手権を制し、3月には東京で世界選手権がある。「そこでいい演技をしたい」と誓う21歳が、年明け最初の大会で上々の滑り出しを見せた。(共同)

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2011年1月8日のニュース