イーブンパーで優勝?全米屈指の難コースに挑む藍

[ 2010年7月6日 14:49 ]

 女子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米女子オープン選手権は8日から4日間、米ペンシルベニア州オークモントで行われる。会場のオークモントCCは全米屈指の難コース。約6600ヤードのパー71と全体的に距離が長く、12番には女子では異例の600ヤード超のパー5が設定された。高速グリーンの存在も選手を悩ますことになりそうだ。

 男子の全米オープンの舞台となった2007年は優勝スコアが通算5オーバー。世界ランキング1位のクリスティ・カー(米国)は「これほど難しいコースをわたしは知らない。イーブンパーを出せれば優勝できるのでは」と分析する。

 日本勢では今季4勝で賞金ランキング1位の宮里藍に期待。6月の全米女子プロ選手権でもメジャー自己最高に並ぶ3位。ショットの安定感は群を抜く。飛距離のハンディをどう克服するか。

 米ツアー組では右ひざのけがから回復しつつある上田桃子や、全米女子プロで健闘した宮里美香が参戦。国内ツアーからは横峯さくら、諸見里しのぶ、有村智恵が出場。予選会を突破した森桜子、上野藍子も決勝ラウンド進出を目指す。

 ここ2大会はともに韓国勢が優勝。ことしも申ジエ(韓国)や前週優勝の崔羅蓮らが優勝候補に名を連ねる。メジャー2勝の21歳、曽ガニ(台湾)も強い。地元米国勢では全米女子プロ選手権で圧勝したカーやミシェル・ウィー、ポーラ・クリーマーらが頂点を狙う。

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2010年7月6日のニュース