中井委員長が相撲協会に苦言「捜査に協力しない者がいる」

[ 2010年7月6日 12:32 ]

 中井洽国家公安委員長は6日の閣議後会見で、野球賭博問題で日本相撲協会の関係者の中に「捜査に協力しない者がいる」と指摘した。同協会の村山弘義理事長代行(元東京高検検事長)と5日に面会した際に、捜査への協力を指示する「通達」を出すよう求め、村山氏が同意したことも明らかにした。

 また、警視庁の捜査について「長くかかる。名古屋場所さえ済めば終わりという一過性ではない」と述べ、刑事責任が徹底追及されるとの見通しを示した。村山氏が中井委員長との面会時に捜査の早期結論を望む意向を伝えたと明らかにしたことには「そういうニュアンスではない。捜査の難しさは(村山氏も)よく分かっている」と述べた。

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2010年7月6日のニュース